Portal Stories: Melをクリアした

最近、友人とPortal2にハマっている。
Switch版を買った友人がCO-OP (協力モード)に誘ってくれたので、同じくSwitch版を購入済みだった私はもちろん承諾し、念願のCO-OPをついに初めて遊んだのだが、そのおかげですっかりPortalに再燃してしまった。
PC版はクリアしているがSwitch版は全然手を付けていなかったので「メインストーリーを全然触ってなくてもCOOPはできるのか?」と心配だったが、どうやら本編の進行度は関係ないらしく、心配はいらなかった。
ついでに久しぶりに Portal2の本編をプレイしてみたが、やっぱり名作だ。超面白い。

(Steam版のCO-OP実績はまだスカスカだが…)
そんなPortalシリーズなんだけども、ファンゲームが存在すると最近知った。
ファンゲームといってもコミュニティ製のテストチェンバーも含むいわゆる「MOD」 の一つなんだけど、その中に「ストーリーがある」 「ボイスつき」 「長作」 「MODなのに独自のストアページがある」というMODにしては完成度が高すぎて異常な存在感を放っているものが何個かあるらしい。
私は好きなゲームの「ファンゲーム」という二次創作には基本的に微妙な感情を抱いている。とある大好きな別ゲーにおいて、そのゲームの独特の画風を中途半端に真似たものや、世界観やキャラの崩壊がひどいものが沢山生まれてしまった事があり、「ファンゲーム=他人の世界観そのまんま素材使いまわしガッカリゲーム」という最悪のイメージが付いてしまったのである・・・ (結構好みだったやつもありますけども)
しかし上述の通りPortalのファンゲームはなぜか強者ぞろいのようで、あまりにも気になったので勇気を出して触ってみることにした。で今回初めて触ったのは、その中の一つ 『Portal Stories: Mel』である。
ストーリーは、Portal(無印)の出来事の前の話とだけ書いておく。
良かった点
ポリュームがすごい!全体的なクオリティが本家と変わらない。無料ゲームなのがもはや怖い。無知な人に 「これは続編、ついに来ましたPortal3です」って言ってもガチで騙せる気がする。

「Valve社は2までしか数を数えられない」ネタもちゃんと皮肉ってやがる…笑
テストが解けた時の爽快感が気持ちいい
ゴリ押しやスピードを求める作業、くせのある操作やトリッキーな動きなどを全く必要としないフェアなテストばかりなので、テスト自体は難しいがそれを解く操作はとてもシンプルである。自力で解けると嬉しくて発狂する。
旧式タレットがコワかわいい!本家のほうが好きって人は多いかもしれないが、喋らない旧式タレットも不気味でかわいいぞ!ロボット感が薄くてキャラクターというより「設備」みたいな雰囲気なのも個人的に好きだな。バグでたまに本家タレットの声が聞こえるのは何…。

全体的に開放感がある!町、廃墟、オフィス、旧チェンバー、新型チェンバーなど様々な景色を見ることになるので「探検してんな~」って感じ。用のない部屋も結構作り込まれてるので、人のいない死んだオフィスとか廃墟とか歩き回るの好きな人は最高だと思う。

人格コアが良いキャラしてるウィートリーと仲間たちがアレなので、今作のコアは比較的まともでクセ少なくて印象薄いけど好きだよ。セリフもいっぱいあって退屈しない。ウィートリーみたいに後半で敵対してしまうか否かどうかはプレイして確かめてくれ。

BGMがめちゃくちゃ良いパズルでじっくり悩むから、イヤでもBGMが耳に残るんだよね。もしかしてそれが狙いだろうか?OSTもあるのでYoutubeで聴けるのもGOOD。
オリジナルの警告看板やポスターが良いPortalシリーズが好きな理由の一つに、レトロな看板やポスターがいっぱい出てくるという点があるんだけど、このゲームは本家の使いまわしだけではなく新規で描いたオリジナルのデザインも沢山出てくる!いろんな場所でじっくり眺められるので楽しい。あと普通に絵がガチ上手い…。
悪かった点
パズルが難しすぎる!!!!!! パズルに難しいものが多いから自力で解けた時の爽快感が気持ちいい、それは事実だ。
問題はそれ以外だ。国内外問わず難易度に対する批判が沢山あったらしいし、実際レビューを受けて少し易しく難易度下げたのが現行版らしい。これで?というのが正直な感想。
解けなくてまずイライラするじゃん、で悔しいけど攻略動画見るじゃん、で大抵は「何でこんな単純なことも思いつかないんだろう」って泣きたくなるようなシンプルな答えが出てくるわけよ。そこで今度は自分の馬鹿さにイライラするわけ。
難易度下げた現在のバージョンですらコレなのでこれまたイライラする…(笑)
攻略動画には片っ端から「俺はマジのマヌケだ」って嘆きのコメントが並んでてもう笑えてくる。チクショー! オレはマヌケじゃない!
本家2作の「難しさ」と「閃きやすさ」のバランスがいかに完璧だったかを改めて感じる。もしPortalやPortal2がここまで難しいゲームだったら評価がとても低かったと思うなー。
ラスボス戦がしょぼい上述したように、奥歯全部すり減るようなテストを乗り越えた先に待っているラスボス戦が「これでいいのか・・・?」と困惑してしまうような地味さなのだ。ラスボス戦というよりはラスポス作業だ!ラスボス戦特有のプレッシャーに過剰に身構えてしまう私にはちょうど良かったのかもしれないが。
イベントがぜんぶムービー例えば、Portal2でウィートリーが主人公を起こし、リラクゼーションセンターをぐらぐら移動してポータルガンを取りに行かせるシーンとか、ウィートリーが主人公とポテトさんの乗ったエレベーターを叩いて地下に落っこどすシーンとか、そういったイベントシーンの最中でも動き回れたり視点ぐるぐる動かせる事が多いんだけど、この『Portal Stories: Mel』 のイベントシーンは大抵がゲーム画面っぽく作られてるムービーの挿入なのである。イベント中に周りをぐるぐる見渡したい人やガサゴソ動き回りたい人にはちょっと臨場感がないかも。
・・・
気になる点が多かったのは事実だが、それでもPortalシリーズのファンには非常におススメしたい作品だと思った。パズルが難しすぎてそれに時間を大量消費してるうちに、ストーリーが途切れてしまっているような感覚になるけど、この作品の質自体はとんでもなく高いと感じた。
一気に表示される量がやけに多いクソ長字幕や、先述の難易度の関係もあって頻繁に立ち止まるけれど、景色や小物がよく作りこまれてるので基本的に全く飽きない。
実績コンプの為にあと何周かするだろうし、その時は一度攻略見てしまったチェンバーを今度は自力で解けるといいね...。
2026/08/24